『スマブラSP』ローカル競技シーンで「勇者」の使用が禁止。強いランダム性が問題に
https://automaton-media.com/articles/newsjp/20190816-99762/

SASCのTwitter投稿には、勇者の使用を禁止する判断に至った背景について詳細が記載されている。
以下、翻訳となる:

“8月14日をもって、SASCの主催する大会等において勇者の使用は禁止されます。
多くの議論を重ねた結果、勇者のファイターとしてのデザインは強くランダム性に依存しており、競技シーンで使われるには適していないという判断となりました。
呪文の選択からかいしんのいちげき、そしてパルプンテの効果まで、勇者のデザインはいたるところまでランダム性が満ちています。
程度の差こそあれ、ランダム性は他の競技ゲームやスマブラシリーズにおいても存在するものではありましたが、
勇者のランダム性はプレイヤーのスキルで制御・対処できる範疇になく、競技性を損なうレベルに達しています。
勇者が使用するべきでないとするのは、スマブラの競技シーンにおいてアイテムが使われていないのと同じ原理だと言えるでしょう。

加えて言うならば、他のキャラクターのランダム要素、たとえばゲーム&ウォッチのハンマーやピーチのカブなども、ランダム性だけではなくある程度プレイヤーの操作能力が必要とされます。
プレイヤーの操作能力の関与有無が本質的な問題点というわけではないですが、勇者のランダム要素、
たとえば崖際攻防でのマダンテやシールド無効のメガンテ、まじん斬りによるシールドブレイクなどは対処が困難であることが多く、また1ストックをまるごと持っていくポテンシャルを秘めています。
ランダムに与えられる攻撃力・速度バフや復帰能力も対策は難しく、また試合結果を大きく左右する可能性があります。