セガ名越稔洋さん「セガはどんな球を投げてくるのか、と言われるのがウリ。暴投もあるがハマるとすごくいいゲームになる。そうなるように新しいものに注力している最中。早くお披露目したい」
http://ryokutya2089.com/archives/25280

サクラ大戦
「新しいファンを取り込める作品にしたいと考えた」
「既存のファンに向けただけの作品ではセールスもある程度見えてくる。ターン制シミュレーションをベースにしたものになりジャンルとしても制約がある。だから逆にぶち壊す部分をどれくらいまで許容できるならば作ってもいいのか、と考えていた」
「それをやるとサクラ大戦じゃないという人もいて私は壊せないなら制作には反対だった。新しいファンも増やしていかないと、と壊す方向に会社も舵を切ってくれた」
「どんなゲームにするかは制作チームが決めているが今回広井王子さんの協力を仰がないことなどはどちらかといえば私が決めた」
「サクラ大戦がおもしろい、という短い動機付けがたくさんの人に伝播していくことが今の一番の願い」

龍7
「これ以上はアクションで作れる伸びしろを担保できない、限界だ。と正直に会社に話した。精神的にそうなったらゲームは絶対に面白くならない」
「やる以上は成功させるが、失敗だとか海外でどうだとかは抜きにしてチャレンジするというプロセスを一回通さないと駄目。どんな結果になろうとも将来を考えたときに1回チャレンジをはさむのが大事。ジャンル変更はやりすぎかもしれないが1回やらせてもらえませんかと。」

「アトラスはペルソナ、女神転生以外の方向を作らなければいけないフェーズにきている。セガ、アトラスは新しい世代を見越した新規IPは何かと真剣に取り組んでいる」
「セガはどんな球を投げてくるかな、といわれるカラフルな面白さが秘められていることがウリ。
そんなところに投げてきたんだ、といわれたい。暴投になることもあるけど(笑)
でもはまればいいコースに投げられバシっとはまる。そうなるよう新しいものに注力している最中。それが早くお披露目できるようになりたい」

「これから先の究極のプラットフォームはIPになると思う。そう考えるとアトラスはとてつもないプラットフォームホルダーになれる。セガもあやかりたい」
「IPが大事でIPを大事にする精神がより問われてくる」
「IPを売り上げを出す道具とおもっているだけではすり減らして終わり。今までハードが中心の時代はソフトがそういう運命にあっていたが逆に今からはそうではありません」
「ソフトを作る会社が自分たちでIPの磨き方やベースを決められる、優先権を持つ時代になっていくので話はだいぶ変わっていく」
「(新サクラ大戦はその試金石になりそう?)そうしたい。今回受け入れられたらいいペースで新作を投入すべきだと思う」