東京五輪の開幕まで24日であと半年となり、準備が加速する中、大会組織委員会が有償スタッフ約2000人を募集し、波紋を広げている。
「時給1600円」の業務内容が、無償の8万人のボランティアと酷似しているため。
ボランティアからは「一緒に働きたくない」という声もある。

組織委は有償スタッフ募集の理由について「ボランティアは途中でやめられても引き留められない。
運営の最低人数を確保するため、雇用関係のあるスタッフが必要。
一カ月程度の短期の場合、業務はボランティアと似てくる。ユニホームも共通にする」と説明。「ボランティアには丁寧に説明する」とした。

ボランティア研修中の十人に対し、有償スタッフについて尋ねると、七人が「納得できない」と答えた。

都内の男子学生(19)は「ボランティア応募前に求人があれば、有償スタッフを選んでいた。わなにはまった感じ」と憤慨。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202001/CK2020012402000152.html
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