PS4世代でも,リアルなグラフィックス表現を採用しながら,壁に囲まれた場所での戦闘になると,振り回す剣先が壁にめり込むことをお構いなしとしているタイトルは多かったし,飛散した瓦礫の破片が着地後の地面でブルブル震え続ける様子を見ることも多かった。
また,剣の柄を握る手に隙間があってフィギュア感が払拭できていなかったり,突進する方向を間違えたとき,壁に激突したままその場で足踏みを続けて一歩も進まない「ルームランナー走り」をしている敵キャラもいまだ多かったりするものだ。
NPCや敵キャラ同士が狭いところで絡み合って,互いに避けたりできない興ざめなシーンも,いまだによく遭遇する。
グラフィックスにおける質感やライティングのリアルさとのアンバランスを目の当たりにして,途端にゲームへの没入感が失われる経験は,今に至ってもまだ少なくない。

https://www.4gamer.net/games/990/G999027/20200421040/

動画前半は仁王,後半はFFXVでキャプチャしたもので,振り回す武器が岩壁や建物をすり抜けている

https://youtu.be/5EpRwos_pww