マリオーカートライホサーキットってコケそうだよな
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宮本
そうですね。ただね、ぼくの中での位置づけは、あの機械(※バーチャルボーイ)は「おもしろいおもちゃ」だったんですよ。
糸井
うん、うん、うん。
宮本
「いま、こんなことができるようになったんだ!」っていう、わくわくするようなおもちゃで、その意味では、多少値段が高くてもよくって、新しい娯楽にアンテナを張ってる人、ある程度、自分のお金を自由に使えるような人に買って楽しんでもらえたら、というふうにイメージしてたんです。ところが、やっぱり、世間的には、ゲームボーイの後継機として扱われてしまうわけですよ。
糸井
「ボーイ」の名前もついてますし。
宮本
それは、世の中だけじゃなくて、任天堂の社内でもそうだったんです。営業も、ライセンスビジネスの延長にあるものとしてバーチャルボーイをとらえてしまう。要するに、ファミコンのようなものとして売り出してしまったんですね。
糸井
うん、うん。
宮本
そうするとどうなるかというと、10万台売れたとしても、まだまだですね、ということになる。でも、「おもしろいおもちゃ」として考えたら、5万台売れただけで大成功やと思うんですよ。で、その売れ行きが話題になって、10万、20万、50万、というふうに転がっていくのが幸福なパターンで、そういう感覚でいえば、バーチャルボーイというのは、十分に魅力的な「おもちゃ」だったと思うんです。そういう目で見ている人にとっては、いまだにあれは魅力的な商品だと思う。ただ、あれを中心に置いてライセンスビジネスを考えるとなると・・・。
岩田
つまり、ゲームのプラットフォームとして考えると。
宮本
そう、プラットフォームとして考えると、それはもう、失敗しましたということになる。
これもラボもバーチャルボーイもおもしろい玩具
期待しすぎ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています