ソニーの新型ゲーム機「プレイステーション(PS)5」を見つけられたらラッキーだ。米国では売り切れ続出となっている。

PS5はマイクロソフトの新型「Xbox」と並んで、今年のブラックフライデー商戦でほぼ間違いなく最大の人気商品だ。
ゲームストップは実店舗でPS5を販売する数少ない1社だが、バージニア州ノーフォークからカリフォルニア州サリナスに至るまで感謝祭祝日の26日からすでにPS5を買い求める人たちの列ができていた。店の前にテントを張って待つ人さえもいた。

「買いたくても見つからない商品がいつも一つ、あるいは幾つかある。今年最もホットな商品は、ソニーのプレイステーション5とマイクロソフトのXboxだ」とテルシー・アドバイザリー・グループの調査担当アシスタントディレクターでシニアマネジングディレクターのジョゼフ・フェルドマン氏は27日午前のブルームバーグ・サーベイランスのインタビューで述べた。
特にベスト・バイとゲームストップでは買いたくても今は見つけられないという。

27日の米株式市場で、ゲームストップの株価は一時13%高となった。終値は9%高。 PS5をオンラインでのみ販売しているベスト・バイは1.1%安で引けた。

オンラインのみ

ベスト・バイは買い物客の混乱を避けるためウェブサイトでだけPS5を販売することを選択したが、小売りアナリストのニール・サンダース氏は「ミス」だと分析。
極めて強いPS5需要を踏まえると、もっと「クリエーティブ」な対応策も講じられたはずだと語った。

ただ、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う在宅勤務関連の需要からベスト・バイの株価は年初来で30%近く上げており、同氏は同社株について「現時点ではとても好調だ」とも指摘した。

PS5を確実に手に入れる方法もある。小売価格400−500ドル(約4万1600−5万2000円)程度だが、イーベイでは1000ドル以上で転売されている。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-11-28/QKGOWOT0G1KZ01