0001名無しさん必死だな
2021/02/19(金) 22:58:22.30ID:gikkq5cj0かつて任天堂とソニーが共同開発していた、スーパーファミコンとの互換性を持つCD-ROMドライブ搭載ゲーム機「Nintendo PlayStation」のプロトタイプが、オークションに出品されることが明らかになった。アメリカのオークションハウスHeritage Auctionsが、2020年2月27日に競売開始する同出品物のプレビューページを公開している。
ソニーはスーパーファミコンに音源チップを供給しており、その縁から、のちに(ソニーの)プレイステーションを手がける久夛良木健氏はCD-ROMドライブでの拡張を任天堂に提案し、共同開発に繋がったとされる。ソニーはそのハードウェアの開発を進め、1991年のCESにプロトタイプを出展するも、任天堂はフィリップスとの提携を発表し同社の規格を採用。ソニーとの共同開発は中止となり、「任天堂のプレイステーション」は幻となった。
Nintendo PlayStationのプロトタイプは200台存在したとされ、今回オークションに出品されるのはその内の1台である。出品者はTerry Diebold氏。元々はSCE(現SIE)の元社長Olaf Olaffson氏が所有していたが、のちに務めたAdvanta Corporationが破産。売却される資産の中に、すでに同社を離れていたOlaffson氏が置いていったNintendo PlayStationも含まれており、Diebold氏が75ドルで落札したという。
当時は、Nintendo PlayStationについて具体的なことは一般にはあまり知られておらず、Diebold氏もその価値を分かっていなかった。しかし、2015年に同氏の息子がインターネット上に実機を披露したことで、その存在が広く知れ渡ることとなった。
Heritage Auctionsに出品されるNintendo PlayStationのプロトタイプは、本体とコントローラー、そして「’92 10.6. デモ用」とのラベルの貼られたスーパーファミコンのカートリッジと各種ケーブルである。本体にはソニーのSuper Disc規格のCD-ROMドライブのほか、スーパーファミコン用のカートリッジスロットやコントローラー差込口があり、「PlayStation」との表記も確認できる。コントローラーはスーパーファミコン用のものと同じに見えるが、前面には「SONY」と「PlayStation」のロゴがある。
CD-ROMドライブについては現在動作しないそうだが、スーパーファミコン用カートリッジは使用可能。以下の映像にて、海外メディアEngadgetがDiebold氏らと共に本機を起動し、スーパーファミコン用ゲームを動作させている。そのほか、平仮名混じりのメニュー画面も確認できる。
https://automaton-media.com/articles/newsjp/20191218-109129/