0001名無しさん必死だな
2021/05/01(土) 21:01:20.66ID:fgGGLG760ゲーム事業が好調で増益
2021 年 3 月期は、前期比 9%増収の 8 兆 9993 億円、同 15%営業増益の 9718 億円、当期利
益 1 兆 1717 億円(同 2 倍)と増収増益。
主力のゲーム&ネットワークサービス事業が巣ごもり消費によるゲームソフト販売の好調、PS5 の
発売で同 29%増収の 2 兆 6563 億円、同 44%営業増益の 3422 億円と大きく伸長し、イメージン
グ&センシング・ソリューション事業の落ち込みをカバーした。
通期実績は、エース経済研究所が前回上方修正した予想を上回った。
ロックダウン下でも、アクティブユーザーが減少
主力のゲーム&ネットワークサービス事業が巣ごもり消費によるゲームソフト販売の好調、PS5 の
発売で同 29%増収の 2 兆 6563 億円、同 44%営業増益の 3422 億円と大きく伸長した。
PS5 の売上台数は 780 万台と、同社が空輸を駆使したこともあり、エース経済研究所の予想を
上回った。ただ、販売国・地域が大きく増えた結果、各国単位で見ると PS4 を下回ったようである。
以前、厳しい売れ行きと指摘した日本の PS5 は、エース経済研究所が強く問題を指摘したこともあ
り、出荷台数は 3 月に大きく増えたようだ。
その一方で、これまでのゲーム機には見られなかった動きがユーザーに見られるようである。ま
ず、今冬のロックダウンの影響が見て取れる状況(ダウンロード比率は 79%と第 1 四半期の 74%を上回った)に
あるにも関わらず、PSN のアクティブユーザーが第 4 四半期に減少に転じた(下図参照)。通常、
最初期にはゲームソフトを買うユーザーからハードを購入する傾向があるので、発売の翌四半期に
アクティブユーザーが減るのは不思議な現象である。また、フルプライスゲームの販売本数も前年
の 6530 万本から減少した。ハード販売が品切れを起こすほどなのに、ソフトウェアは連動していな
いように見える。
エース経済研究所では、これは品薄による希少性の増加が需要を生み出していると考えている。
この動きは当面続くだろうが、ゲームビジネスには良い状況には見えないと言って良いだろう。
ゲーム事業は減益を想定
ソニーグループは、ゲーム&ネットワークサービス事業の今期計画を売上高 2 兆 9000 億円、営
業利益 3250 億円とした。IFRS 適用で厳密な比較は不可能だが、それでも、営業利益が前期に
比べて減少するのは、巣ごもり需要の剥落によるサードパーティタイトルの販売減少及び、自社制
作タイトルの開発費増加にある。フォトリアルを極限まで追求した現世代機は開発費が大幅に膨ら
んでおり、もはや PS5 だけで回収することが困難になっていると推測している。
ソニーグループは AAA こそがハードウェアの帰趨を決めると強く信じているようなので、今後も
大作に巨額の資本投下が必要になるだろう。
エース経済研究所では、今期予想を売上高 2 兆 8500 億円、営業利益 2800 億円としている。
会社計画を下回るのは、希少性がハード需要を生み出しており、ソフトウェア販売に結び付きにく
いと考えているため。
また、エース経済研究所では、大量生産できないものは普及しないと考えているため、生産性に
難があるゲーム機となった現状に大変失望している。