0001名無しさん必死だな
2021/05/17(月) 05:02:25.27ID:7V09BFw80荒井 「セクシー」「アグレッシブ」「トレンディ」の3要素を持つ「ギャル」と言われる人たちは1970年代頃から存在しましたが、それがOLから女子大生、女子高生へと広がり、1996年に渋谷109が若者向けファッションビルに変化したことで、いわゆる「ギャル文化」がひとつのかたちを持つようになりました。アメリカ西海岸に影響を受けたLAファッション――日焼けをしてリゾート地にいるようなファッション――を身にまとったギャル、そしてそのカウンターパートナーとしての「アメカジ」の男性が80〜90年代にかけて生まれてきます。
それが2000年頃に渋谷を中心にヤマンバ、ギャル/ギャル男ブームになり、2005年頃には全国に広がります。109が全国展開し、郊外のショッピングモールやしまむらでも、ギャル系の服を購入できるようになりました。2009年まで109は増収を続けますが、そこにZARAやH&M、フォーエバー21などのファストファッションが入ってくると減収に転じ、ギャル文化は拡散してゆるやかになっていきます。そして2012年頃には雑誌がギャル文化伝導に巨大な力をもっていた時代が終わります。とりわけ00年代中半から00年代後半にかけては「雑誌に出たい」子や雑誌に関わる人脈を求めて渋谷に出てくる子も多くいた。ところがTwitter、Instagramが台頭すると渋谷に行かなくても人脈が得られ、リアルなファッショントレンドがわかるようになりました。インフルエンサー台頭以降は当初のインスタ上の「写真」から最近ではTikTokやインスタのリールでの「動画」での評価も重要になってきています。
大倉 かつては秋葉原など情報とモノが集積した場所に行かないといけなかったのが、デジタルコンテンツの普及でそうではなくなったという意味では、オタク文化も似ていますね。テレビの地上波アニメにしても、かつては「うちの県ではテレ東系列の放送局がないから観られない」といった地域格差がありましたが、今は配信が充実していて日本のどこにいても観られますから。
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