GoogleのChrome OSを搭載したPC、Chromebookが一般消費者市場での人気が高まっている。ノートPC・タブレット端末に占めるChromebookの割合は、昨年3月時点で2.1%だったが、この3月に6.1%まで上昇。

これまでChromebookは教育市場向けが中心で、家電量販店などの一般向けにあまり出回っていなかったが、ここにきて徐々に存在感が高まっている。全国の家電量販店やカメラ専門店、ネット専業店などの実売データを集計するBCNランキングで明らかになった。

Chromebook自体は、2011年に初号機が登場。以来、細々と販売を続けてきた。当初は、クロームブラウザを使うPCとしての存在感しかなく、低価格にもかかわらず日本市場でほとんど普及しなかった。しかし、ネットワークストレージの普及やブラウザ上でできることも増え始め、少しずつ市場を広げてきた。そこへ、GIGAスクール構想で一気に注目を浴びることになった。また、一部Androidスマートフォン(スマホ)向けアプリがChromebook上で動作するようになってきたことも、普及を後押しする要因になっている。(BCN・道越一郎)

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