0001名無しさん必死だな
2021/11/20(土) 15:45:38.80ID:xBzJkoKh0HAPPY同時に、これまで開発を牽引してきた名越稔洋氏、佐藤大輔氏のセガ退社も発表。ゲーム業界の内外で大きな話題となった。看板タイトルである『龍が如く』シリーズを始め、数々の作品を生み出してきた龍が如くスタジオは今後どうなるのか? 新代表に就任した横山昌義氏に話を聞いた。
横山氏がトップに立つスタジオはどう変わる?
――先日、龍が如くスタジオが新体制に移行するという発表が行われ、大きなニュースになりました。まずは新たに代表となった横山さんの率直なお気持ちから聞かせてください。
横山新体制発表のコメントにも書いたように、あの場でどんなメッセージを伝えるのかはすごく悩みました。ただ、組織の人員が変わることって、会社組織としてはごくふつうのことですよね。そのふつうのことを大々的に発表する必要がある環境にいることがまず幸せだなと。
――それだけ龍が如くスタジオの存在感が大きくなったということですよね。新体制の発表では横山さんを始めとする7人がズラリと並ぶ写真が掲載されましたが、あのメンバーはどういった顔ぶれなのでしょうか。
横山我々のスタジオに所属する各セクションのトップです。じつは10年前に龍が如くスタジオを設立した当初も似た構図の写真を公開しているのですが、当時は『バイナリードメイン』や『クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編』を展開していた時期で、各タイトルのプロデューサーを前面に出す形でブランディングしていたんですよ。それに対して今回は各セクションのリーダーたちを集めています。
――そこにはどういった意図が?
横山いまはユーザーの皆さんに向けて作り手が直接話しかけていく時代ですし、龍が如くスタジオとしてもかつてとは違う見せかたをする必要があるだろうと判断しました。今回は“私たちが責任を持ってクオリティーを担保しますよ”という決意表明の意味を込めて、実際に開発現場で責任を負える人間をあそこに立たせました。それは社外に向けた発表であると同時に、龍が如くスタジオに関わるすべての方々に対するメッセージでもあります。
――すでに責任者として業務をされている方々だと思いますが、改めて前に出るとなると、皆さん緊張されたのではないでしょうか。
横山各自、活躍するフィールドでインタビューを受けたり、表に出たりすることはありましたが、写真撮影のときはみんなすごく緊張していました(笑)。撮影の前に、「ここに出たらもう後戻りはできないから、腹をくくりなさい」ということを伝えたんですね。でも怯むこともなく、撮影が始まると逆に堂々としていましたね。頼もしく思いました。
――新たに横山さんがトップになられて、今後の龍が如くスタジオはどのように変化していくのでしょうか。
横山新体制発表時のメッセージにも書きましたが、名越さん(名越稔洋氏。元龍が如くシリーズ総合監督)や佐藤さん(佐藤大輔氏。元龍が如くスタジオ代表)といった先達の信念といったものは、スタッフひとりひとりに確実に引き継がれています。もちろん個々人でセンスは違いますし、技術やゲームの作り方も違うのですけれど、物作りへの取り組みかたは改めて言わなくても身についているんです。これは上に立つ人間が誰であろうと変わらない、龍が如くスタジオが持つ共有財産なんですよね。
――初代『龍が如く』(2005年発売)の立ち上げから長きにわたって培われてきた経験知の集合体のようなものですね。
横山そうですね。先達たちのやり方をそのまま継承するようなことはしませんが、僕らがおもしろいと信じるものを突き詰めていくと、それが結果としてこれまでの“イズム”を引き継いだものになると思います。だからこれからも、我々の思うままに決断をしていこうと思います。形に囚われず、自然体でゲーム作りに取り組んでいきたいです。
――あまり意識して「こう変えたい」という話ではないということですね。ちなみに、今回の体制変更について、前述の7人を除くスタッフの皆さんの反応はどうでしたか。
横山もちろんビックリしている人もいましたが、わりと冷静に受け止めていますね。
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