任天堂Switch、半導体不足に設計変更で対応

任天堂は5日、オンライン経営方針説明会を開いた。質疑応答では販売計画を下方修正したゲーム機「ニンテンドースイッチ」について、設計変更などを通じて半導体不足への対応を進めていることを明らかにした。

――半導体不足の影響の見通しは。

古川氏「期初段階から半導体の需給が逼迫している。状況は改善しておらず、先行きは不透明のままだ。期初計画の生産台数に到達できない見通しがたったため、(4日の決算発表で)販売予想台数は下方修正した。来年以降の状況は精査している最中で、具体的に計画が見えた段階で説明したい」

「ハードの制約はあるが、ソフトは問題なく販売できる。年末から来年にかけて、定番タイトルも含めて提案していくことでスイッチのビジネスの勢いを落とさないようにしていきたい」

――部材の調達難を受けて、スイッチの設計変更は進めているか。

塩田氏「半導体不足の影響を少しでも軽減できるように、代替部品の模索や(変更に対応する)設計の見直しを進めている。状況に身を任せるだけではなく、設計側で少しでも苦境を乗り切れるように対応している」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF05ARA0V01C21A1000000/