0001名無しさん必死だな
2022/01/30(日) 15:36:03.10ID:0ebthl4L0本領発揮は「今後のアップデート」からか?
本作に感じた「2つの問題」
いくつか気になった部分はある。まず、ミッションには「敵を一掃」とか「防衛ラインを死守」とか「資源採掘拠点を敵から守れ」など様々な指令が書かれているが、実際やることと言えば「出てくる敵を全部倒す」一辺倒であるという点だ。
防衛ミッションのような「施設や僚機の耐久度が無くならないように守り抜こう」とか、侵入ミッションのような「なるべく敵に見つからずに、資源を回収したり仲間を救出しろ」というゲーム性の異なるミッションがあれば、自分の好みや気分でミッションを選べるが、このゲームではとにかく巨大ロボに乗って敵を倒すだけである。
そして敵の種類も多くないので、戦い方も似たり寄ったりになってしまう。ミッションごとに違う部分があるとすれば、せいぜい時間制限があるかないか程度。そうしたことからバトル部分に単調さを感じてしまう人も少なくないだろう。
そしてもう一つ。こっちのほうが重要なのだが、メインストーリーと、メガトン級ムサシのゲーム性が、上手くかみ合ってない点が気になった。
僕はメガトン級ムサシというゲームの最大の魅力は「盛りだくさんのカスタマイズ要素」にあると考えている。しかしメインストーリーをクリアするだけなら、カスタマイズなどほとんどせずとも、ストーリーを進めるうちに手に入る能力値の高いパーツを使えば済んでしまう。少なくとも、僕がプレイしてメインストーリーをクリアするまで、ほとんどカスタマイズを行う必要が無かった。
カスタマイズ機能は早いうちから解放されるが、要素が多すぎて複雑そうで、「なんか大変そうだな。ゲームに詰まったら頑張ってみるか」と触れることを躊躇しているうちにストーリーをクリアしてしまった。
もちろんローグのパーツや武器は手に入る中でレベルの高いものを使ったし、マザーボードは少しだけ触って、必殺技の組み合わせくらいは考えた。それでも手持ちの強そうなチップ類を考えもなく乗せただけで、自分好みのカスタマイズなんていうわけではない。結局、カスタマイズを本格的に行うようになったのはゲームをクリアしてからだった。
「ストーリーがチュートリアル、クリア後が本編」と考えるべきなのかも知れないが、それであればメインストーリー上で属性をしっかり考えてカスタマイズしないとクリアが困難なミッションを作るなどして、カスタマイズせざるを得ないように誘導するべきであろう。
しかしそうした要素が無かったために、僕には複雑なカスタマイズ要素を学ぶ事ができるチュートリアルとして、ストーリーが機能しているようには思えなかった。
ストーリーをクリアするだけでは多様なカスタマイズ要素の2割程度しか体験できず、クリアしたらそのままゲームを辞めてしまう人も少なくないのではないか。だとしたら、せっかくメガトン級ムサシというゲームをプレイした人に、魅力を伝え切れておらず、非常にもったいないと思う。
ここまでで述べた点以外にも気になることがありすぎる。2期以降が決まっているアニメの1期分のストーリーという事で、現状ではストーリーが完結しておらず、尻切れトンボであること。
アナザーストーリーを進めるためのアイテム入手がひたすらマップを歩き回って探すという、地味で不親切な入手方法であること(バージョン1.2.0で「コレクトリスト」というヒントが追加された)。
様々なパーツを開発する「回路開発」が『ファイナルファンタジー10』でいうところのスフィア盤のような方式なのだが、「こっちに進めば近接特化」「あっちに進めば属性強化」のような誘導線が見えないので、適当に進めるしかないということ。細かい点で「惜しい」部分がたくさんあって、ちょっと不満が残るゲームである。
https://toyokeizai.net/articles/-/503967?page=2