一時期作品が乱立した「異世界転生」ジャンルの作品は、いまや市民権を獲得しているといえるだろう。なんとか独自性を出すために試行錯誤が繰り返されており、最近では「論破王ひろゆきが異世界転生」といった内容の作品が誕生。しかも“2作品同時展開”という珍事が発生したようだ。

まず世間を騒がせたのは、7月8日から『となりのヤングジャンプ』にて連載が始まった『異世界ひろゆき』。巨大掲示板「2ちゃんねる」の創始者としてお馴染み、“ひろゆき”こと西村博之氏をチート系の主人公として描いた作品だ。原作・戸塚たくす、作画・西出ケンゴローという布陣で、監修はひろゆき本人が務めている。

そして7月13日に、『コミックフラッパー』の増刊として創刊された『コミックアルナ』でも、同じような漫画を掲載。そのタイトルは、『ひろゆき、異世界でも論破で無双します』だ。原作を高菜八期、漫画をはたしま卯月が担当しており、こちらも監修としてひろゆきの名前がクレジットされていた。

いずれもタイトルから分かる通り、ひろゆきが異世界に行き、“論破”によって無双するストーリー展開。

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