CE11Aはクランク(=フライホイル)が回転すると交流発電し、1周が2hzとなります。
発電した電気をコイルに貯め、電流の向きが変わったときにスパークプラグへ放電するため、
上死点(のちょっと手前)のほかに下死点(同)でもプラグが点火します。
プラグの点火にはバッテリーが関与していないので、バッテリーが無くてもキックでエンジンがかかります。

CE13A(とCE11Aの500001以降)はCDIによってインテリジェント(笑)な点火制御がされています。
CDIユニット自体が電気を必要とし、またCDIユニットを通じてあらかじめコイルに
バッテリーから電気を蓄えておかなければならないので、バッテリーが上がっていると始動できなくなります。

最近のスーパーカブの発電機とCDIユニットはキックを踏み込むときの発電だけで
CDIが作動しコイルに蓄電までしてしまうというすごいヤツが入っているそうです。