さて、今回のこのNMAX転倒動画を詳細に検証してみましょう

先を走るNMAXだけがコーナーで転倒 6:53辺りから
https://www.youtube.com/watch?v=ZX-YUdmUtqQ

・生えている樹木や建物から見てインドネシアやベトナムなどの温暖な熱帯地域
・半袖半ズボンの住人が歩いていることから気温は20度以上
・天候は曇天だがスコールが降った後もなく、路面はカラカラで砂利すら落ちていない
・カットシーンを含めると転倒したのは走行を始めてから15分以上は経ちタイヤが冷え切っていたわけでもない

これらから推測してタイヤにとっては極めて良好な環境であったと考えられる
転倒したライムグリーン色のホイールのNMAXが動画の初めの0:10秒あたりに移っているが、タイヤは純正のスクートスマートで溝は十分残っているように見える
一緒に走っているバイクはNMAXより重い、車重170s〜200sの中型〜大型スポーツバイク10台
この状況で「NMAX一台だけが」なぜ緩いコーナーで転倒したのか?

理由は極めて簡単である
NMAXは車重が軽すぎて、コーナーリング時に何らかの拍子にタイヤが浮きそのままグリップ力を失いスリップしたのである
一緒に走っている大型バイクは車重が重く、17インチのハイグリップなスポーツタイヤを履いているので転倒していない
一方NMAXは通勤スクーター用のロングライフのガチガチタイヤを履いているので、一瞬の内にグリップ力を失いスリップしたと考えられる
車重が軽い上に、幅の広いタイヤを履いているNMAXは子供が幅のソリに乗っているような状態である
路面への摩擦抵抗が小さく、勢いをついて押されると簡単に横流れしてしまうのである
車重が軽いバイクはそれに見合った細めのタイヤを履かせないと、面圧が低くなりスリップし易くなる
NMAXのように低排気量で車重が軽いくせに、幅広の(しかもガチガチのエコタイヤ)を履いているバイクが最もスリップダウンし易いのである
この動画や他の動画でも見られるように周囲のバイクが一台も滑っていない状況でNMAXだけが転倒するのはこのような理由である