多数決という考え方が正しいかはさておき…。

接客業経験者は「上司にはマスクをしていいと言われたが先輩にはダメと言われた」みたいな、板挟み(とはちょっと違うが)みたいなこともあった人もいるだろう。

で。

去年夏くらいだと「マスクしての接客は失礼」と言う人のほうが多かったと思う。
ヤフーニュースかなんかで見た。
(飲食店従事者相手の場合も含んだ上での数字だったと思う)。

が、今や、世論は一転、
マスクをしないで接客をすると、
別にセキをしたわけでもなければ飲食業でもなくても
「この御時世にマスクをしてないとはどういうことか!」とお客様に言われたりする。

また、マスクをしてるのが警察の職務質問の言い掛かりに全くならなくなった。
「説明時はマスクを外すのが良い歯医者」とかいう意見も今の御時世では当てはまらないだろう。
ヤフーやビーイングで
「接客業 マスク 失礼」
「接客 マスク 失礼」
と検索すると、世論の変化がよく分かる。

街中を見ても、
「インフルエンザ等感染防止のため従業員のマスク着用を許可しておりますので御理解下さい」
「従業員がマスクをしていることがありますが、これは従業員の体調不良から来るものではなく、感染症等予防のためなので、御了承下さい」
という旧来の「店員がマスクをして申し訳ない」という趣旨の但し書きはたまにしか見ることはなくなり、
ほとんどは
「全従業員にマスクの着用を義務付けています」
「全国的なマスクの供給不足からマスク未着の社員が一部いることを御了承下さい」
みたいに、マスクをするのが正しく、しないのがダメみたいな貼り紙のほうが多い。


まあ東日本大震災の時の一時的な原発反対ムードみたいなかんじで
来年にはまた元通りの世論になっている可能性も無きにしも非ずだが。