>>43の続き

なぜ、日本は春先の新型コロナの流行で欧米より死者が少なかったのかについて、
(1)西ヨーロッパ大陸諸国はパスポートチェックすらしない国すら存在し、入国
審査が甘く、新型コロナの被害が発生するまで検疫をしない国が多く、不法就労者
の入国防止や麻薬持ち込み防止で入国審査の厳しい英米も大陸西ヨーロッパ諸国
からの検疫は甘かったと思われる。しかし、日本を含む東アジア諸国は以前の
SARSや鳥インフルエンザ騒動があったので検疫体制が整っており、日本では
赤外線体温検査機器が空港に配備され水際体制が整っていた。
(2)中国人は日本語は話せない者が多いので日本への観光は団体旅行がほとんどだが
富裕層は英語で意思疎通できる者が多いため欧米へは個人旅行客やアメリカへは
出産により子供のアメリカ市民権取得のための個人旅行もあったので、海外への
団体旅行禁止後も欧米に旅行する中国人観光客はある程度はいたのかもしれない。
(3)日本では薬局だけでなくコンビニや100円ショップでも大量にマスクが売られて
おり、中国人観光客は日本では容易にマスクを爆買いできた。また、日本人には
マスクしてる者も多く中国人観光客がマスクしても違和感はなくマスク着用
しやすかった。また、日本には団体旅行で来る者が多く、他の中国人観光客から
感染するかもしれないとの危惧からマスク着用する動機も高かった。
しかし、欧米ではマスク購入が日本よりは困難なだけでなく、1月や2月に
マスクしてる欧米人はほとんどおらず、中国人観光客がマスクをすると目立って
迫害されそうで欧米では中国人観光客はマスク着用しにくかった。
日本での中国人観光客のマスク着用により、新型コロナウイルスの9割以上は
捕捉され日本人への感染防止効果があった。
(4)武漢株は(BCG耐性のためか)ヨーロッパ変異株より感染力が低く、クラスター
調査で捕捉しやすく封じ込めが容易だった。
(5)日本は欧米諸国より緯度が低く1月・2月時点でも太陽からの紫外線による
ビタミンD体内合成が高緯度の欧米諸国より多く、また、ビタミンDを多く含む
魚を多く食べており新型コロナに感染しにくく重症化しにくかった。
尚、英国からの移民により建国された南半球のニュージーランドは英国と同様に
過去にはBCG強制接種をしていたが21世紀には全員強制接種を廃止しており
BCG接種状況は英国と似ているが、新型コロナの第一波流行時には南半球のため
夏で紫外線が多くビタミンDの体内合成が多かったため死者は少なかった。
感染確認者死亡率も人口百万人当たり死者数も日本より少ない。
日本だけ死者が少なかったのではないのだ。