■反社会性パーソナリティ障害

反社会性パーソナリティ障害の患者は、自分や他者がどうなるかを考えることなく、また良心の呵責や罪悪感を感じることなく、自分の望むことを追い求めます。

患者は以下のことを行うことがあります。
・自分の行動を正当化または合理化する
・被害者を馬鹿だったまたは無力だったと責める
・自分の行動が他者に及ぼす有害な影響に無頓着である
・他者の権利や感情を平気で軽視する

この障害の人は、世の中のあり方を責めることで自分の行動を合理化することがあります。また、人のいいなりになるまいとし、いかなる犠牲を払っても自分にとって最善と考えることをしようとします。
他者に共感することがなく、他者の感情、権利、苦しみを馬鹿にしたり、それらに無頓着であったりすることがあります。
患者は自己評価が高い傾向があり、非常に独断的であったり、自信家であったり、傲慢であったりします。望むものを手に入れるために、感じよく、口がうまく、説得力があるように振る舞うことがあります。