>呼吸中枢は動脈血の二酸化炭素量の増加により興奮する。その結果,呼吸が速くかつ大きくなって,肺胞内におけるガス交換が活性化される。動脈血内の二酸化炭素量を減じようとする自律性の機構である。

血中二酸化炭素量の増加はまた循環系にも影響を及ぼし,脳の血管中枢に働いて全身の血管の収縮を起こすが,脳血管は拡張して血流の増加をきたす。心拍動数及び刺激伝導は抑制されるが拍出量は増加する

とある