従来の風邪と比較するための指標が存在していない。

風邪の類の流行状況はインフルエンザは成人内科、小児科
の選ばれた一部の全国の医療機関で発熱した罹患者を検査して
その数が集計されていく。
他の一部の風邪は子供の罹患者のみ
選ばれた一部の全国の小児科で発熱した罹患者を検査して
その数が集計されていく。

このような定点観測システムを作り
流行したら警報を発令していく。
サンプル調査のようなことをして統計的に推定患者数を割り出している。
インフルエンザによる死者は医師の診断で行われる。

他の風邪の類でほとんど観測していないものはたくさんあり
メジャーなもので世界で最も罹患者が多いと推定されるライノウイルスは
断片的な観測しかしていない。
ライノウイルスによる死者などは不明だろう。

一方でコロナは無症候(罹患者ではない)の陽性もカウントしながら
主としてPCR検査陽性の実数を集計している。
罹患者であるかどうか医師の判断はない。

コロナによる死亡数も医師の判断なくPCR検査の陽性の死者をカウントしている。
それがWHOが推奨している世界的なこと。
(中国や台湾はそれに従ってないのではないか)

全く異なる指標でどっちが危ないとか論じているのでおかしなことになっている。
まずは論じるに足る指標を出して比較しないと。