感染症対策っていうと、具体的にどうしたらいいのか?とか、意味があるの?って質問が多いと思うので、今回はそれぞれの『感染経路ごとの対策や目的』について載せたいと思います。

まず、基本的な感染経路ごとの説明からします。感染経路には多数の種類がありますが、新型コロナウイルスについて関係する事だけで話をします。

@飛沫感染・・・咳、くしゃみ、会話などの際のしぶき(飛沫)を吸い込んで  
        生じる感染(飛沫は1m以内の範囲に落下)

A接触感染・・・・直接接触:性行為感染症、病原体に直接接触して等
        ・間接接触:器材を介して、ケアスタッフの手指を介して等
         要は、ウイルスや細菌などを触った手や指で、目・鼻・口  
         などを触り感染する事

B空気感染・・・病原体が飛沫核とよばれる非常に小さな粒子(直径5μm以
        下)により、空気中に運ばれてそれを吸い込んで生じる感染

となります。厚労省の『現在』の見解では、空気感染はしない!と断定されていますが、その証拠もありませんし逆に空気感染する証拠もありません。
『するかもしれない』程度ですが、WHOやCDCは空気感染の可能性を一部認めていますので、今回は空気感染についても載せます。

こちらの資料を見ていただくと、わかりやすく感染症対策の基礎が載っていますので、参考にどうぞ。https://www.pref.ibaraki.jp/hokenfukushi/ryuho/hoken/ryuhc/documents/01_kansensyounokisotisiki.ppt 
(疾病対策課 健康危機管理対策室 感染症の基礎知識)