https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211229/k10013408441000.html
新型コロナ ワクチン(世界)
フランスでは、新型コロナウイルスの一日の新たな感染者数が過去最多を更新して17万人を超えました。

フランス政府は、ワクチンの接種を加速させるとともにテレワークの義務化を進めるなど、対策を一層強化することにしています。

フランス政府によりますと、28日、新型コロナウイルスの感染者が新たに17万9807人確認されました。

これまで最も多かったのは、12月25日に発表された10万4611人で、1.7倍ほど増加したことになります。

増加した背景について、専門家は、感染力の強いオミクロン株が急速に広がっていることに加え、クリスマス休暇で家族と会う前に新型コロナの検査を受ける人が増えたことなどがあげられると指摘しています。

感染の急拡大を受けてフランス政府は、12月27日、ワクチン接種を加速させるため飲食店などを利用する際にワクチンの接種証明の提示を義務づける法案を閣議決定し、法律は、1月15日から施行される見通しです。

また、離れた場所で働くことが可能な企業や従業員に対して1月3日から3週間、週に最低3日はテレワークを行うよう義務づけるなど、対策を一層強化することにしています。