マスクについて、あくまで「新型コロナウイルスに対しての有効性」と「咳やくしゃみなどの症状がない場合」に的を絞って考えるなら世界中の研究結果から意味がない、かえって逆効果と言える。
感染研が3/28に新型コロナウイルスはエアロゾル感染するって他国から何ヶ月も遅れて認めたんだけど、要は空気感染。
空気感染なんでマスクは防波堤にはならないのでそういう意味では無意味。だから他国ではマスクの見直しが進んだ。
よくマスクは飛沫を飛ばさない利点を挙げる意見を聞くが、エアロゾル感染の視点で言えばせっかく飛沫サイズで済んでたものをマスクで吸着した挙句、湿度・温度の変化で会話などの際にエアロゾルサイズで周囲に撒き散らす原因にマスク自体がなってしまう点を知らない人が多すぎる。
飛沫サイズで少量なら逆にとっとと元気な時に鼻や喉で受け止めちゃって抗体作ったほうがお得という意見もある。
エアロゾルだと飛沫と違い喉の更に先の下気道まで届く。本来飛沫サイズで済んでたものをわざわざエアロゾルサイズにしてしまうのがマスク。
最近マスク姿で顔に携帯扇風機あててる人いるけどあの人が感染してたらと考えてみてほしい。
もちろん飛沫だって不用意に大量に浴びる・浴びせるのはよくないから、そういう意味で咳やくしゃみの症状がある場合はマスクは有効。
エアロゾル対策としてはアメリカの研究などから換気が有効なのがわかってる。真冬・真夏は体温調節とのトレードオフになるので単純な話ではないけど。

あと、不織布マスクの理想的な効果は30分ほど。それ以降は不衛生な布まがいのものを絶えず鼻や喉などの免疫の最前線に貼り付けてることになる。半日以上同じマスクしてるなんて、免疫システムからしたらそこである程度リソース食われてるわけでたまったもんじゃない。こどものマスク着用率が上がってから感染が増えてるのはこの辺が関連してると個人的に感じる。