プリオン:空気感染は「非常な少量でも致死」
2011.01.18

https://wired.jp/2011/01/18/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%EF%BC%9A%E7%A9%BA%E6%B0%97%E6%84%9F%E6%9F%93%E3%81%AF%E3%80%8C%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E3%81%AA%E5%B0%91%E9%87%8F%E3%81%A7%E3%82%82%E8%87%B4%E6%AD%BB%E3%80%8D/

空気中に噴霧された『プリオン』にほんの短時間さらされただけで、マウスが100%の確率で死亡する可能性のあることが、最新の研究によって明らかになった。

「これまでは、プリオンは空気感染しないと考えられて来たので、われわれは非常に驚いた」と、研究チームの一員でチューリッヒ大学病院の神経病理学者であるAdriano Aguzzi氏は述べている。研究は1月13日付けの『PLoS Pathogens』に発表された。

ほとんどの感染症は、遺伝子を用いて自らをコピーする細菌またはウイルスによって伝播する。
これに対してプリオンは、1982年に発見された第3の種類の感染症で、誤って折りたたまれたタンパク質のみでできている。