また、認識違いとして更に二件追加しておく。

c)戦闘回数
「黄金の爪回収時の戦闘回数が50程度に対して100は多すぎる」
と言うが、特定のアイテムを回収する際に計上される戦闘回数と次のエリアに向かえるだけの地力をつけるための戦闘との間に因果関係が全くない。
互いに目的や意図が全く違うのだから。
「関係ありそうで関係ないことを引き合いに出している」完全に詭弁の論理そのまんまである。

そもそも100回という数字が別段オカシイとも思わない。
「当時のRPG」というと流石に大仰になってしまうが、少なくともFC版の3はそんなバランスの時代だったのである。
これに関しては【公式ガイドブック】の項でも
「到達レベルが高く、そこまで上げるには相当の戦闘回数を要するが、ゲームバランス的にはそんなものだった(意訳)」と明言されている。
むしろ何を根拠に「普通に考えてありえんし、そんなに上げる必要もない。」などと手前勝手な発言ができるのかのほうが余程不思議である。

100回という戦闘回数を多いと思うか少ないと思うかは人によるだろうが、それくらいの戦闘をこなすことを想定されたバランスのゲームで、「それじゃ多すぎる」と不平を唱えたところでバランスが変わったりはしない。
当たり前だがゲームはゲームとしてそこにあり続けるだけなのだから、泣こうが喚こうが無駄である。
そうできてしまっているのだから大人しく従うか、嫌ならやめればいいだけだ。
もちろん少ない戦闘回数での攻略を目論むのもまた一興であろうが、それは個人が勝手にやればいいことであって万人に強要できるものではない。

d)DQ3本スレ
これは相手方が直接言ったことではないが、一応釘刺しのつもりで言っておく。

端的に言ってあちらさんとこちらでは住む世界が違うので、参考にするのには無理がある。

一例として挙げるのなら【賢者】に関する取扱いがかなり厳しい。

「悟りの書で賢者に転職させるのは誰がいい?」という質問に対して
「賢者は成長が遅いから表世界で転職するのは馬鹿、バラモス退治後にアレフガルドではぐれメタル乱獲できるようになってからでいい」
という答えが返ってくる始末である。

確かに賢者は成長が遅く、僧侶であれば後半のボスに必須ともいえる【フバーハ】が、魔法使いであればメタル狩りに有効な【メダパニ】や【ドラゴラム】の習得が遅れてしまう。
そういった理由で「バラモス倒してアレフガルドに行ってから」という理由は納得できるものではある。
が、それはあくまでも判断の一例であり絶対的正義ではない。
仮にそうした意見をもとに「表世界で賢者になるのは馬鹿」的なことを記載すれば速攻で差し戻されるのは火を見るよりも明らかである。
確かに賢者は成長が遅い、そのことで不利益を被るケースもある。
が、そんなことは精々注意点として一言添えておけばそれでいいし、実際そうなっている。

成長値を吟味したり、リメイク版なら優れた性格につくことがなかば暗黙の了解として常識化しており、逆にその辺を意識せずに適当にプレイすることをむしろ特殊プレイの一つに位置付けているような連中相手に意見を募り、
「ピラミッドはもっとはやく攻略可能」とか言われても、こちらとしては「だからどうした」という話である。

これは別に向こうが間違っているとかこっちが正しいとかの話ではない。
向こうには向こうの、こちらにはこちらの事情や都合、目的がある。
それだけのことだ。
あえて間違っているというのであれば、そうした事情を考慮せずに比較対象や参考に持ち出すことが間違いなのである。