テイワットで知られる文明には
その進化の過程で原始の姿を保ち続けるもの
そして衝突の末に混じりあいながらも
昔ながらの風貌を残し続けるものがある
スネージナヤの広大で豊かな国土は
現地の住民たちの自信の根源である
大半の区画が未開発状態にあるとはいえ
スネージナヤ人はその強大な国力を誇りとしている
国民の過激さと自尊心から、隣国との小規模な衝突が絶えない
璃月における重要な経済活動の中心ー璃月港
高層建築が建ち並ぶ中、交通網も広く発達しており
七星の采配により今なお驚異的なスピードで発展し続けている
多元的でありながら統一された都市であり
その存在を知る者こそ多いが
全てを理解していると豪語できる者は決して存在しないだろう
几帳面かつロマンティック
それがフォンテーヌである
その開放的で色濃い学術文化は
多彩で奇想天外なアイデアを日々積極的に受け入れている
そして、古い幻想をもとにした研究の成果が
フォンテーヌを日々成長させ続ける原動力となっている
砂海とオアシスの境目に、スメールの国土は広がっている
わずかな移動都市に暮らす者を除いて
スメール人の多くは厳しい環境の荒野と密林の中に暮らしている
外界との交流が極めて少なく
閉鎖された生活により
武芸の重視や集落生活などの古い伝統が
今日に至るまで守られ続けている
海浜旅行都市、ナタ
灼熱の火山を背に、涼しげな海に面した地形にある
現地の住民に言わせれば
休暇の一日に白く輝くビーチを散歩するのは最高の楽しみと言う
唯一、黒曜石祭という名の音楽祭を除けば
天理、崩壊現象、紛争、つかの間の喜び
それらはどれも
あくまでテイワットの長い歴史によって生み出された副産物に過ぎない
テイワットは沈黙を守りながらも
その上に誕生していく人や出来事を
見守り続けるだろう