「どうしたの、レン」
「まふゆちゃんは……不安になったり、寂しくなったりすることある? そういう時、どうしたらいいのかなぁって」
「音楽を聴いたり、本を読んだり……なるべく考えないようにするかな。後は寝るとか」
「音楽や本はわかるけど、『寝る』って、みんなが夜にやることでしょ? このセカイは昼も夜もないから……」
「レンは寝ないの?」
「うん」
「じゃあ、一緒に寝てみる?」


「ありがとう、まふゆちゃん。寝るって、あったかくて気持ちいいことなんだね」
「そうだね(つい、流れでしちゃったけど……レンにもついてるとは思わなかったな)」