興行成績が33億円を突破し、大ヒットを記録している映画「シン・ゴジラ」。
公開されると映画好きの文化人がこぞって絶賛し、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明が総監督・脚本を務めたこともあって、
最近の邦画ではあまり見られない熱心なマニアが誕生している。

 そんな「シンゴジマニア」の間で盛んに議論されているのが、庵野総監督の過去の作品との関連や共通点探しだ。
例えばゴジラは使徒そのものである、日本を取り巻く外交情勢が同じ、ヤシオリ作戦はヤシマ作戦そっくり、などなど。

「そうやってあれこれ推測するのが楽しみ方のひとつではあると思うのですが、シンゴジはなぜか他人に同意を求めてくる人が非常に多いんです。
おそらく『俺理論』を聞いてほしいのでしょう。それが見識の深い人であればいいのですが、
中にはシンゴジとエヴァしか観ていない“にわかマニア”も多くてうんざりします」(アニメ誌ライター)