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2016/10/02(日) 20:26:07.41ID:9oqKhjPZ0スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の国内配信から2か月余り。
愛知県常滑市の名鉄常滑駅が珍しいキャラクターが出現するスポットとなってプレーヤーが殺到し、
ごみ投棄や騒音などの迷惑行為で住民らとトラブルになっている。長時間の路上駐車も横行しており、県警は「マナーやルールを守って遊んでほしい」と呼び掛けている。
「カビゴンが出た!」。めったに出現しない「レアポケモン」の名前を叫ぶ声が上がると、
スマホに目を落としながら歩き回っていた数百人の集団が一斉に同じ方向へ移動を始めた。
先月の週末の夜、常滑駅のロータリー。ランダムに現れ、すぐ消えてしまうこともあるからか、
走ったり駅から離れた住宅街まで自転車で向かったりする人もいる。
同駅にはレアポケモンの「ラプラス」「プテラ」などが現れるという情報がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で拡散。
週末は常時300〜500人でごった返す。
名古屋市守山区の男性(32)は「大阪や石川、京都などにも足を運んだが、
ラプラスだけゲットできない。ラプラスのために常滑に来ている」と、スマホを手に自転車で走り回っていた。
駅ビル管理会社の担当者によると、駅周辺ではペットボトルやたばこのポイ捨て、バス停ベンチの占拠などが問題化。
駅ビル内はポケモンGOを禁止する貼り紙を掲示したが、
トイレ利用者が急増したほか、午後10時閉鎖の駐車場から車を出せなくなった人に入り口のチェーンを壊される被害も3度あったという。
「トイレットペーパーや水道の代金もばかにならない。余計な業務が増えイライラしている」。担当者は憤った。
迷惑駐車も横行している。ロータリーには車内でゲームに熱中する人の車列ができ、
一般車やタクシーが入りづらくなったため常滑署が巡回を強化。
だが、移動を呼び掛けてもすぐに戻ってくるといい、いたちごっこの状態が続いている。
◆「ポケストップ」3か所削除申請
「静かな駅だったのに、今の光景は異様」。常滑市観光協会の担当者も困り顔だ。
同市は焼き物の町として知られるが「みんなスマホしか見ていないから観光には結びつかない」と話す。
さらに、駅周辺にはゲーム中のアイテムを入手できる「ポケストップ」が6か所も集中していることも騒動に拍車をかけている。
市や駅ビル管理会社は8月末以降、改札や横断歩道の近くなどの3か所についてゲームの運営会社「米ナイアンティック」に削除申請しているが、対処されていない。
これに対し同社は「削除申請については個別案件のため言及できない」とした上で、
「真摯しんしに受け止めており、関係各所と連携して安全性に配慮していきたい。プレーヤーには法令、ルール、マナーを守り安全に遊んでいただくよう、あらゆる機会を通じ注意喚起を行う」とコメントしている。(五十川由夏)
◆ポケモンGO=スマートフォンの全地球測位システム(GPS)を使い、実際に街を歩いて様々な「ポケモン」を捕まえたり、対戦させたりするゲームアプリ。国内では7月22日に配信された。
読売新聞:http://www.yomiuri.co.jp/national/20161002-OYT1T50017.html