海外のオープンワールドRPGは、つまるところTRPGのゲームマスターが
俺の滅茶苦茶細部に渡って作り込んだ世界と設定の上で、
悲喜こもごもリアリティ溢れるキャラクターと凝ったクエストに自動アドリブ機能をつけて
ハリウッド張りの超美麗グラフィックで同時に楽しめるようにしてやったぜ、というしろもの
世界が現実だったりファンタジーだったりSFだったり
銃で戦ったり剣と魔法だったり車だったり、キャラが人工知能仕掛けだったりスクリプト制御だったりアクション寄りだったりしても
究極的な中身は変わらなかった

そこに日本的なゲーム自体の楽しさを追求して(JRPGではなくマリオ的な)自由に遊べる世界と楽しいアクション操作を持った、でも
慣れ親しんだオープンワールドRPGの様式に従ったゼルダを見て
この様式なのに全く違うゲーム体験ができるゼルダを「新しい!」と絶賛した
逆に日本ではオープンワールドRPG自体に慣れ親しんでいなく、プレイした人間も逆に海外製を特別なものであると絶対視する傾向があったため
海外の様式なのに日本的なゲーム性のゼルダを、結局やってることはいつもの日本のゲームじゃないか!全然新しくない!と受け取る人間も一定数出たっつーことじゃないかね