http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/653026.html

 今回のE3で一言も触れられなかったXbox Oneの技術的要素の1つは、
Microsoftの次世代APIセット「DirectX 12」のXbox One対応についてだ。
DirectX 12は、AMDの「Mantle」と似たようなアイデアで、オーバーヘッドを減らしたグラフィックスAPI「Direct3D 12」を含む。
MicrosoftはGDCで、DirectX 12がXbox Oneにも乗り、Microsoftプラットフォーム共通のAPIとなると説明した。

 もちろん、これは、Xbox Oneの既存のグラフィックスAPIを置き換えるという意味ではない。
Xbox OneのAPIは、すでにDirectX 12のようにオーバーヘッドの少ないAPIで、置き換える意味はない。
主眼は、Windows PCなどほかのMicrosoftプラットフォームとの共通タイトルをより迅速に開発できるという点になる。
ただし、DirectX 12自体の登場が、まだ先のためか、リアルなタイトルの紹介に終始した今回は触れられなかった。

後藤 弘茂