■「ゲームとは何か」を考えることが家庭用ゲーム復活のカギ

──スマホゲームは景気が良いメーカーもありますが、
従来の家庭用ゲーム機は少し停滞気味ですね。

鳥嶋:
ゲーム業界の最大の不幸は、本当の経営者がいないことだよ。
どういうことかと言うと、自分たちは何もしなくても
ゲーム機が世代交代した瞬間にもう一回バブルが来たわけだよ。
真剣にゲームとは何か、市場とは何か、クリエイターとは何かをきちっと考えて
先まで見通して才能を育てる、社員を育てる、ということをやってきた会社がない。
僕から見てクリエイターを育てようとしているように見えたのは
任天堂と、坂口さんのいた頃のスクウェア、その二つくらいだね。

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