ハリウッドも未踏の世界へ、グランツーリズモ・スポーツが目指す深層
https://forbesjapan.com/articles/detail/17306

もはや、グランツーリズモの開発チームのやっていることは、革命だ──。
それは、ハリウッド映画を遥かに凌ぐ域に到達している。

先日、東京にあるポリフォニー・デジタル本社で、GTスポーツのプレビューを体験して分かったのは、
これほど先鋭的なゲームはいまだ存在していないということだった。

GTが20年前にデビューして以来、僕はこれまで6つのバージョンと、他のドライビング・ゲームを体験してきた。
しかし、GTスポーツはそれらを完全に超越している。
映像の深さ、コントラスト、鮮明なグラフィクス、リアリズム……そのどれにおいても。
レース・サーキットは17カ所、28のレイアウトで、クルマの数は150を超える。

圧倒的なコントラストで深く鮮明な映像に加え、新しい発見は多彩なパーソナリティを持ったAIドライバーだ。
レースが始まると、自分の周りに現れる他のドライバーたちの圧倒的なリアリティに驚かされる。
コーナーでふくらみ過ぎたり、ブレーキを踏むポイントを外したり、
接触や衝突を起こした時に体感するリアリティは、他に類を見ない。

本社でのプレビューで近未来にタイムスリップした僕は、自宅のテレビを見たときにその時間差に驚き、
GTスポーツのとんでもない進化に改めて圧倒された。