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2017/09/16(土) 21:29:17.94ID:wtya5AyQ0この5月に国立大学協会に提出した報告書では、日本の学術論文数が惨憺たる状況になりつつあり
(人口当り論文数の国際ランキングは35位以下)、その最大の要因は
、大学の研究従事者数および研究時間が海外諸国に比べて少なく、かつ減少していること、
そして、財務的には大学への基盤的な公的研究資金(特に国立大学への基盤的運営費交付金)の減少の影響が大きいことを示しました。
僕の国大協への報告書は、8月24日のJBpressの記事「研究力が低迷、日本の大学がこのままではダメになる」でも取り上げられ、
そこでは「豊田レポート」と名付けられています。
「豊田レポート」では、学術分野別の論文数について、
特に「工学系」の論文数が著しく減少していることをお示ししました。
国際競争力が強く、今までがんばってきた分野ほど落ち込みが激しい。
工学系の中でも「物質科学(matearials science)は、日本のお家芸的分野であったと思うのですが、
その論文数が急速に減少し、そして、実は、人口5千万の韓国にすでに追い抜かれていたのです。
2002年ころはアメリカと肩を並べて世界1,2を争っていましたが、その後急速に論文数が減少、韓国とインドに追い抜かれて、
国別では第5位になってしまいました。
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れでも論文の「質」や「注目度」が上がれば、まだ救いがあるのですが、
論文の被引用数(注目度の指標)の相対的な多さを示す「相対インパクト」でも、
世界平均の「1」に至らず、韓国よりも低い値なのです。
つまり、人口5千万の韓国の方が、論文の「数」においても「質」においても、人口が約2.5倍の日本よりも上回っている。
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それでは「物質科学(matearials science)」以外の分野ではどうでしょうか?
トムソン・ロイターの「Essenntial Science Indicators」22分野別に、
主要14カ国の2012-2014年3年間の平均論文数のランキングを調べてみました。
韓国が最近急速に国際順位を上げた分野として「物質科学(matearials science)」(世界3位)、
「エンジニアリング(engineering)」(世界4位)、
「コンピュータ科学(computer science)」(世界4位)の3つがあり、いずれも日本を上回っています。
また、「経済・経営学」および「社会科学」でも、日本を上回っています。
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つづく