2017年〜2018年の年末年始商戦は、Nintendo Switchの活躍によって2年連続で拡大した
が、その市場構成を見ると必ずしも喜んではいられない。なぜならば、メーカーおよび機
種・ソフト間の販売格差がこれまで以上に広がっているからだ。
 上位200作品市場におけるメーカー構成比を見ると、トップの任天堂は1社で37.6%を
占め、2位のポケモンと合わせると上位2社で59.6%と6割を占めている。
また、金額ベースの機種別構成では、Nintendo Switchが50.2%と過半数を占め、3DSと
Wii Uを合わせた任天堂ハードで70.7%と実に7割を占有。ソフトも上位5タイトルで50.2
%と過半数を占めている状況だ。
縮小傾向が続いていた市場が拡大基調に転じたことは非常によいことだが、願わくば他
メーカー(機種・タイトル)からもヒット作が生まれ、業界全体がさらに活性化すること
に期待したいところだ。
http://dengekionline.com/elem/000/001/663/1663903/