ドラゴンゴンクエスト11といえば
つい最近、今年9月4日に欧米での発売が決まったソフトだ。
この日本製RPGは任天堂スイッチ版はUE4の更新が必要なため
完成が遅れているもののPS4、PCでの発売を予定している。


そしてシリーズの生みの親であり
プロデューサーを務めている堀井雄二氏は
EDGEの取材に応じ、
なぜ今作を完全なオープンワールドにしなかったのか興味深い説明をしていた。


「もし、あなたが完全なオープンワールドを制作しようと考えた場合
 ゲーム内で構築したいと考える箇所に、明らかに莫大な開発費が必要になります。
 莫大な時間も必要になるでしょう。
 例えば釣りを出来るようにしようとするならば、
 そのシステムを作り上げるのに多くの時間を費やさなければなりません」


「私はゲームの幅そのものを広げる努力に時間を費やすよりも
 ユーザーをゲームの物語そのものにのめり込ませたいと思いました。
 その方がユーザーがより良い時間を費やせるのではないかと思うのですね」


これはドラゴンクエスト11が
完全なリニア形式のRPGになっているという意味ではない。
同作には町と村の間に探索可能な地域が存在している。
ただドラゴンクエスト11はFF15のようなゲームではないというだけだ。


堀井氏はまた個人的には無音の主人公を好むとも語っている。
特に欧米圏のゲームでは主人公だけでなく
多くの登場人物に声優が充てられているが、彼は以下のような理由で
音声がない方が良いと述べていた。


「ドラゴンクエストにおいて最も重要にすべきことの1つに
 どのようにしてプレイヤーに自分こそが主人公であると認識させるか、というのがあります。
 ゲーム内の登場人物達というのは、そのために存在しているわけです。
 ここにこそドラゴンクエストシリーズの主人公達が基本的に無音声だった理由がありますね。
 主人公が何も話さないゲームというのは今時、珍しい物なのでしょうが
 こういう対応をしているからこそ、私は人々がゲームの世界観に没入してくれるのではないかと考えるわけです」


日本でのドラゴンクエスト11の累計売上は
昨年11月に300万本を突破している。
https://wccftech.com/dragon-quest-xi-why-isnt-open-world/