ソニー流通 買取保証制度
 ソフト会社からロイヤリティを徴収するというのは任天堂と同じ。この金額は任天堂に比べて低いとされている。 大きく異なるのはPS用ソフトはいったんSCEが買い取り、小売店に流すといったシステムをとってることだ。つまり、SCEが問屋の役割を果たしていた。
 ここで、SCEは流通マージンをソフト会社から徴収している(希望小売価格の20%)。よって、ロイヤリティは少なくてもトータルで見れば、 任天堂と変わらないくらいの金銭をソフトメーカーから徴収しているのだ。
 また、ソフトを何本買うかはSCEの裁量に任される。よってソフトの発注量もSCEの裁量となるのだ。任天堂流通の場合、ソフト会社にソフト発注の裁量がある。
 一方で、スクウェアやコナミといった大手ソフト会社に対しては、自主流通を認めている。コナミの上月社長は「SCEのやり方には疑問を感じていたので自主流通にした。 このシステムに乗っかってしまうと自由度が非常に低くなる」と語っている。
 ワープがSCEから離反したのはこうしたシステムに不満を持ったからだった。