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2018年1月26日(金)から28日(日)にかけて開催された格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2018」が、運営において1億2,400万円の赤字を計上していたことが明らかになりました。

この数字は、「EVO Japan」の運営元であるハーツユナイテッドグループによる2018年3月期の決算補足資料にて公開されたもの。

本大会は海外からの参加者・来場者も多く、3日間での来場者数はのべ13,000人を超えましたが、大会の参加料を無料としていたため、大きいな損失を生んでしまったと考えられます。

参加費については、EVOの創始者であるJoey “Mr. Wizard” Cuellar氏が過去に「法的な観点から、参加費を無料にせざるを得なかった」と言及していました。

参加費を設定してしまうと、景品表示法により参加費の20倍までの賞金しか支払えないため、参加費を無料にすることで賞金額を引き上げたそうです。

参考:ラスベガスで開かれる「EVO 2018」では、5000円〜1万円程度の参加費が必要となる。

「EVO Japan 2018」は日清食品グループ、レッドブル、Razer、Alienware、ASUS、Vertagearなど多数の企業がスポンサーとなっていましたが、参加費を得ることができないという制限が足枷になったと推測されます。

「EVO Japan 2018」は、アメリカ以外で開催された初の「EVO」で、配信の視聴者はグローバルでのべ1000万人を超えていました。「EVO Japan」が今後どのような方針で運営されるのか、世界中から注目が集まっています。