これな

https://www.nintendo.co.jp/nom/0510/interv/
N.O.Mの読者の方にはゲームクリエイターを目指している人も沢山いると思うのですが、なにかアドバイスは?

宮本:ゲームは技術で作られるので、当然なにかしらの技術は覚えておく必要があります。
本来、"ゲームクリエイター"という職業はないんですよね。
プログラム、サウンド、グラフィックなど、どれかひとつは身に着けないと。
それと、ゲームで遊ぶというのは当然ですが、それ以外のことも大変重要です。
「人はなにを面白いと感じるのか」を知らなければならない。
そのためには、色々なことをしていなくては。スポーツ、音楽、なんでもいいんですけど、ともかく自分の幅を広げる活動をすること。
友人がたくさんいる、相談できる人がいることも大切です。
大学になると、大概は人種が偏るものなんですが、積極的に外部の人たちと交流したり、なにかを見に行ったりすることでどんどん広げないといけません。
それと、大好きなことに打ち込むのも必要ですよ。

広い視点が不可欠ということですね。

宮本:大学の時に自分はもっとしておけば良かったといまでも思ってます。
当時僕は留年したんですが、自分ではそれが良かったと思うんですよね、親には怒られましたけど(笑)。
学外の人たちとセッションしたり、遊んだりして、そのつきあいがとても貴重だった。
音楽つながりでカントリーのお店でライブをしたり…そういう場所で知り合うウエスタン好きの人達って、ホントに濃いんですよね。
その中に混ぜてもらって一緒に旅行したりすると、まるでサーカスの団体のようで、普通の自分がすごく浮いてると思ってしまう(笑)。