https://www.eurogamer.net/articles/2018-05-21-days-gones-e3-demo-shows-scant-signs-of-life


Days Goneというのは2018年的なゲームの典型だ。
いや、より厳密に言えば2015年的なソフトだと言えるかもしれない。


一言でいえば今作はオープンワールドで
反抗的なヒーローを中心に展開される黙示録的なゾンビサバイバルだ。
君はゲーム内のあらゆる場所で物を漁り、組み立て、喧嘩し
ドライブをしながらポイント地点に向かって進んでいく。


主人公ディーコン・ST・ジョンは
「もし選択が許されるなら、俺は女を撃ちたくない」と叫びながら戦い抜く。
それは、ある意味で詩的な場面かもしれないが大抵の場合は眠気を誘った。
率直に言って今作は私に何の印象も残していない。
TLOUになりたがっているゲームだというのは伝わってくるが、内容がそれに伴っていないのだ。


2年前のE3で公開されたゾンビだらけの世界は印象的だった。
だが今回の試遊を経て私の今作に対する期待感は失われてしまった。
そもそもDays Goneではゾンビと出会わすことがない。
自転車で森を抜けようとしたときに、ようやくゾンビの一団に遭遇したが
それもラリアットであっさり倒すと、バイクや車に乗り換えそこで終わりである。


また別の時に出くわしたのは、ただ立っているだけの生気のない人間集団だった。
ちょうどウィッチャーのドラウナーのように彼らは神経質に暴れまわりウンザリさせられてしまう。
おそらくゲーム内で私は彼らの意思を理解し
協力して共通の敵と戦わなければならないのだろうが、出来ればそれを回避したくなる程であった。