>技術者の心理として、あと1%値段を上げればこんなこともできるという感覚が積もり積もって、
>いっぱいよけいなものがついたものができる――そういうことは「大企業」ではよく起こることなのです。
>私がいう「大企業」とは、大きい企業という意味ではありません。「すきま」意識、商品開発意識が欠けた企業という意味です。
>私はたとえ1%でも、いらないものはいらないんだという考えで削っていきました。
>それでいわゆるユーザーがほんとに必要とするものだけの商品ができ、コストも最低のものができ上がってくるのです。
>実際、娯楽品のような不要不急の商品は安くなければ売れません。

横井軍平の言葉な