健康な皮膚では表皮ブドウ球菌がほとんどを占めるため、常在菌といわれています。
これは腸内のビフィズス菌のような存在、『皮膚善玉菌』と考えればわかりやすいと思います。
この菌が多いと、体はいいニオイを保てるのです。
ところが、なんらかの要因で皮脂上の善玉菌の数を、悪臭を放つ菌、言い換えれば『皮膚悪玉菌』が上回ってしまうと、瞬く間に形勢が逆転。
脂肪酸やアンモニアなどを原因とする不快臭を作り出すようになってしまうのです。

表皮ブドウ球菌は肌の上で遠慮がちに生活しています。
そのため体をゴシゴシ洗うと、表皮上の表皮ブドウ球菌の99%が流されてしまうのです。
そのうえ、皮膚善玉菌の餌となっている大切な皮脂の膜までも流れてしまうのです。
残った表皮ブドウ球菌は必死にもともと存在していた数に戻そうとしますが、それにはじつに24時間もかかります。
その間に表皮ブドウ球菌よりも強い、黄色ブドウ球菌などの雑菌がここぞとばかりに増殖してしまうのです。

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