0001名無しさん必死だな
2019/01/06(日) 15:48:22.01ID:cIi6nV/D0私はすぐ返答することができなかった。
「応えに困るのも当然ですよ」
男は笑いながら、その由来は極秘事項である故に限られた人物しか知らないのだからとつづけた。
「ですが、いったい何の”スイッチ”だと思います？」
Switch――。
たしかにそれは回路の開閉を担う装置のことだ。
しかしそれが”何”のスイッチなのかなど考えたこともなかった。
Switchには、並列に隠されたもうひとつの名詞が存在したのだ。
「それは爆弾です」
頭の片隅によぎったが、私が信じたくないあまりに追い出してしまった言葉。彼は軽々しくそれを口にした。
「任天堂は爆破装置を組み込んだ製品を全国に流通させ、しかるべき時が来たらそれを作動させているのです」
五月女鉱業、九州大学、札幌市アパマンショップ――。
そのどれもで起こった爆発事故が任天堂によるものであったと男は語る。
Switch1台が内包する爆発の威力はダイナマイト1トン分に相当する。
任天堂はニンテンドーネットワークを利用し、任意のSwitchを遠隔操作で作動させ爆発を引き起こしているのだ。
おそらく力をつけてきた企業や大学を狙い、敵対企業をひとつでも少なくすることが目的だろう。
任天堂の国家買取保証の成就は、すぐそこまで近づいているのだ。
