『メトロイドプライム4』における任天堂の誠実さはゲーム業界に重要な基準を打ち立てた
https://jp.ign.com/m/metroidprime4/32591/feature/4

以前から新作のリリースを待望しているファンにとっては残念なニュースだが、任天堂の姿勢を評価する声は圧倒的である。
1月26日17時現在、この報せを伝えるYouTube動画の字幕版には、約3300件の低評価――残念な内容の動画としては大きな数字ではない――に対し、高評価が9万7000件を超えている。
国内向けに公開された字幕なしバージョンでも263の低評価に対して、5000以上の好評価がついている。

Twitterでも、任天堂の誠実さを称えるユーザーが続出。
例えば、@Peeper_deeperは「いま、お客さんをどう扱えばいいのかが明らかになった」とその対応の良さを認め、@JLIllescasは「透明度と礼儀正しさを見た」と称賛している。
どんな会社が同じことをしてもこれらの評価は当てはまるが、特に口の堅さと頑固さで知られ、
めったに開発の具体的な進捗を口外しない任天堂に関しては、今回の発表はファンに好感を持たせる劇的な改善と方向転換であると言えるだろう。

これほどオープンかつ誠実にファンとコミュニケーションがとれる企業は多くない。例えば、BlizzCon 2018におけるブリザード・エンターテイメントはファンに批判されることになった。
ブリザードは『ディアブロ4』のニュースを待ち望んでいた大勢のファンに対し、同イベントでモバイルアプリ『ディアブロ イモータル』をアナウンスして彼らを失望させた。
あるファンの、ステージメンバーに対する「これは季節外れのエイプリルフールのジョークなのですか?」という質問は、ブリザードの誠意のなさに対する皮肉的な表現として話題になった。