https://biz-journal.jp/2019/04/post_27697.html
グーグルは、新ゲーム事業「STADIA」の構想を発表し、既存のゲーム業界へ挑戦状を叩きつけた。
「高価なゲーム機やパソコンを買わなくても、インターネット経由でゲームを楽しめる」というのがセールスポイントだ。

もしスタディアがヒットすれば、価格が高い家庭用ゲーム機は売りにくくなる。
ゲーム業界の大変動は避けられない。

任天堂は比較的安い価格でニンテンドースイッチを売っているため、
スタディアとの価格競争に耐えられるとみるアナリストが少なくないようだ。
任天堂は自社で優良ソフトを手掛けている強みがある。

一方、ソニーのPS4は高精細CGをフルに活用した高性能をウリにしているため、価格が高い。
次のPS5の事業計画を立てるとき、スタディアの料金体系にどう対応していくかが課題となる。

これまでは、ハード機器を持つソニー、任天堂、マイクロソフトがゲーム業界の3強とされてきた。
「脱ハード」を志向するネット界の巨人・グーグルの挑戦で、ゲーム業界に地殻変動が起こるかもしれない。