Q1 Nintendo Switch の強みは数々の任天堂ソフトを楽しめることだが、一方で有力ソフトメーカーの
大作ソフトが遊べないという欠点があるのも事実だと思う。そのようなソフトが(Nintendo Switch
向けに)時期を置いて移植されることはあるが、来年以降に他社が次世代のゲーム専用機を発表し
ていくことで Nintendo Switch ハードとの性能差が開き、移植がさらに難しくなるのではないか。

A1 代表取締役社長 古川俊太郎:
ソフトメーカー様が当社プラットフォーム向けにソフトを出されるかの判断基準において、ハー
ドの普及台数というのは特に重要であると考えています。よって、ハードの普及台数を増やし、勢
いをつけて、安心してソフトを供給していただける環境をつくることが第一と考えています。
また、当社ハードでビジネスをする上で、ソフトメーカー様が何を必要とされているかは各社の
事情によって異なりますので、それぞれのソフトメーカー様と綿密なコミュニケーションができる
環境を維持することも重要であると考えています。現在、当社プラットフォーム向けのゲーム開発
のハードルを下げるべく、(Nintendo Switch を)汎用性の高い複数のゲームエンジンに対応させて
おり、多くの開発者の方に馴染みがあり、取り組んでいただきやすい開発環境を提供しています。
これらのゲームエンジンはインディーメーカー様だけでなく、大手や中堅のソフトメーカー様の開
発チームでも積極的に活用されていますので、今後も多様かつ良質なソフトを発表いただけること
を期待しています。
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2019/qa1906.pdf