半導体の国際供給に影響も、対韓輸出規制 4日発動
貿易摩擦 経済 朝鮮半島
2019/7/2 1:31

政府は1日、韓国への輸出規制を厳しくするため、半導体材料の審査を厳密にし、安全保障上の友好国の指定も取り消すと発表した。
韓国政府は対抗措置の検討を表明し、半導体大手SKハイニックスは工場の操業継続への懸念に言及した。
半導体メモリー市場で5〜7割のシェアを持つ韓国からの出荷が滞れば、世界に影響が広がる可能性がある。


日本の輸出審査にかかる時間は約3カ月が標準で、これが韓国勢の生産に影響を及ぼす可能性がある。
材料の在庫量は通常、1〜2カ月分という
。SK関係者は日本経済新聞の取材に対し、同社の在庫量は「3カ月は無い」とした。

「追加調達ができず3カ月が過ぎれば、工場の稼働は停止するのか」との質問に対しては、「そうだ」と答えた。

規制対象の3品目は日本企業の世界シェアが高く、フッ化水素は8〜9割に達する。
調達先を変更しようとしても代替品が見つからない可能性が高い。

www.nikkei.com/article/DGXMZO46823990R00C19A7MM8000/?n_cid=SPTMG002