0001名無しさん必死だな
2019/07/03(水) 00:04:14.82ID:oI+Udvbn0ゲーム業界に新たな波が押し寄せている。米グーグルが得意のインターネット技術を使い、専用機並みの本格的なゲームをスマートフォンなどで手軽に楽しめる「クラウドゲーム」の分野に参入するからだ。
「プラットフォーマー」と呼ばれる巨大IT企業の殴り込みで、長年続いてきたソニー、任天堂、米マイクロソフト(MS)の3強時代が揺らぐ可能性もある。
「ゲームの世界が大きく変わる」。
ゲーム見本市「E3」がロサンゼルスで開幕するのを控えた6日、グーグル幹部は新サービス「スタディア」をアピールした。
据え置き型の専用機と異なり、データセンターで演算処理し高画質、高音質を実現。スマホなどの端末は画面として使うだけだ。
欧米で11月に始め、利用料は月額9.99ドル(約1080円)。
追加料金が必要なゲームもあるが、数万円かかる専用機は不要だ。
クラウドは2014年に開始したソニーが先行し、「技術や特許は業界首位」(広報担当)とされる。だが有料会員数は今年3月末時点で70万人と、販売台数が9000万台を超える専用機「プレイステーション4」には遠く及ばない。
任天堂も18年に始めたが、対応ソフトは3本にとどまる。
グーグルの動きに触発され、ソニーとMSは今年5月、クラウドゲームで提携に踏み切った。
MSは10月に北米でクラウドゲームの試験サービスを始める。E3期間中には体験の機会も設けた。
「(次世代の高速通信規格)5Gによる裾野拡大を見据えた」。
大手ソフトメーカーのバンダイナムコエンターテインメントは、専用機向けなどに発売したアクションゲームをグーグル向けにも配信すると決めた。
スクウェア・エニックスも両にらみで新作アクションゲームを手掛ける。
18年の世界のゲーム市場は1300億ドル超とされる。調査会社IHSマークイットによると、クラウドゲームの規模は2億3400万ドル。
同社アナリストのピアーズ・ハーディングロール氏は「クラウドは革新的だが、数字に表れるまでには時間がかかる」とみる。
「事業構造を一気に切り替えるわけではない」。
ソニーやMSはグーグルを横目に、次世代専用機の開発にも力を入れている。(ロサンゼルス 共同)
https://www.sankeibiz.jp/smp/business/news/190613/bsj1906130500002-s1.htm