https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL04HRL_U0A200C2000000/

ソニー(6758)の十時裕樹最高財務責任者(CFO)は4日、2019年4〜12月期の決算記者会見で、中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大している影響について「今期見通しには織り込んでいない」としたうえで今後の事態の進展によっては、「業績見通しを打ち消す規模の可能性も考えている」との見通しを明らかにした。

十時CFOは「特に(主力のスマートフォン向け半導体を含む)イメージング&センシング・ソリューション事業や(テレビやスマホなどを含む)エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション分野の製造・販売やサプライチェーンに多大な影響が出るとみている」との見通しを述べた。そのうえで「今期業績の見通しに重要な変更が出た場合には速やかに伝える」と話した。